糖尿病は膵臓のβ細胞から分泌される「インスリン」が不足したり、その働きが悪くなったりすること(インスリン抵抗性)により血液に含まれる糖分(血糖)が高くなる疾患です。糖尿病には1型と2型の2種類があり、日本では糖尿病患者さんの95%が2型糖尿病といわれるタイプです。
○1型糖尿病:膵臓のβ細胞からインスリンがほとんど分泌されず、インスリンを体外から投与してあげないと血糖が下がらないタイプです。小児から思春期に多くみられますが中高年でも認めることがあります。
○2型糖尿病:インスリンの分泌が不足したり、働きが悪くなったりするタイプの糖尿病です。40歳以上に多くみられますが、若年発症も増加しています。
診断は血液検査によって行われます。血糖値とHbA1cを調べ評価します。